『Sex And The City(セックスアンドザシティ)』を、今まで一度も観たことがない、という女性を羨ましく思います。だってこれから、あの最高に面白いドラマを新鮮な気持ちで観ることができるのですから。

『Sex And The City』は、1998年から2004年にかけてアメリカで放送されていたドラマで、日本では2008年と2009年にも映画が公開されています。

今回は、放送開始から20年経った今でも、新鮮に楽しめるアメリカドラマ『Sex And The City』から、幸せ女子になるヒントを探っていきたいと思います。

『Sex And The City(セックスアンドザシティ)』の与えた衝撃

『Sex And The City』は、ニューヨークに住む、30代独身の仲良し4人組の恋やキャリアにまつわるドタバタをコミカルに描いたコメディドラマです。

原作は、キャンディス・ブシュネルというコラムニストが書いた書籍です。キャンディスはブロンド美女でNY在住。『Sex And The City』の主人公キャリーはこのキャンディスがモデルになっているのです。

私は学生時代に初めてこのドラマを観たのですが、そのときの衝撃を未だに覚えています。

「女同士でこんな下ネタを言い合っているドラマがあるなんて!」「女性が相手を変えながらデートしたりセックス したりすることを、悪いこととして描いていないドラマを初めてみたかも」というのが当時の印象です。

当時『Sex And The City』は、女性の性欲を当然のものとして描き、キャリアや恋愛・出産にまつわる諸々を赤裸々に描いた、女性の本音が詰まった革新的なドラマだったのです。

『Sex And The City』の仲良し4人組は、それぞれ求める幸せの形が違う

『Sex And The City』はラブコメですが、恋愛よりも4人の女性の友情が色濃く描かれているドラマでもあります。

主人公でコラムニストのキャリー、弁護士のミランダ、アート・ギャラリーで働くシャーロット、PR会社社長のサマンサは、事あるごとにランチやディナーでダベる仲良し4人組ですが、それぞれのキャラは全く異なります。

キャリーは野心的な恋愛コラムニストで、恋愛の探求者でもあります。恋愛体質で、自分にぴったりくるパートナーを探すことに真剣です。また、仕事を愛し、いい仕事をしたい、キャリアアップしたい、という気持ちが強い女性でもあります。

ミランダは、有能な弁護士でキャリアがあり、自分の忙しい仕事を支えてくれるような男性に安らぎを感じます。

シャーロットは、結婚願望が強く、結婚して子供を育てることが最大の幸せだと考えており、それを手に入れるためならキャリアを手放すことも躊躇しません。

サマンサは、セックス が大好きで子供が苦手。結婚や出産に興味はなく、男性に養ってもらうのではなく、自分の手で欲しいものを手に入れることの方に魅力を感じています。宝石もプレゼントしてもらうのではなく、自分の稼いだお金で買うことに喜びを感じる女性です。