21世紀アカデメイアのビジネス総合学校「東京ビジネス・アカデミー」が、2024年12月2日(月)~12日(木)に、焼き芋専門店を期間限定でオープン。店舗経営を実学から学んだ。
産学連携の一環として実店舗を経営
期間限定でオープンした焼き芋専門店は、「東京ビジネス・アカデミー」経営学科 流通・マーケティング専攻2年生が、「店舗経営実践」の授業において、実際に店舗運営を行う産学連携の一環として実施。
この授業では、経営理念や店舗のコンセプト作りから、マーチャンダイジング(商品計画)、経営計画、立地戦略、店舗デザイン、収支計画、広告・販促計画に至るまで、店舗運営に関わる幅広い分野を学び、実際に店舗を運営することで、実践的な学びへと昇華した。
中でも重点的に教えているのは「ストアオペレーション」とのこと。現実の店舗運営を想定したシミュレーションを通じて、経営理論だけではなく、経営の実務に直結するスキルを身に付けることができるという。
茨城県「米川農園 佐之衛門」と連携
今年度は、茨城県にある「米川農園 佐之衛門」と連携し、JR代々木駅近くと好立地にある「東京ビジネス・アカデミー」1階の路面店舗型実習室にて、期間限定の焼き芋専門店を運営。会社員や近隣の保育園に通う親子、観光客が多く訪れるロケーションのため、幅広いターゲットに向けたマーケティングや集客が期待される場所だ。
流通・マーケティング専攻2年生の学生は、日本人学生だけでなく、ブラジルや韓国などからの留学生が多く在籍しており、出店にあたってはお互いに協力し合い、チームごとにショッププランを考案。学校長立会いのもと、各々のビジネスプランをプレゼンテーションし、ピザや台湾料理などの候補の中から、女性に人気な点、季節に合うものを考慮したうえで、焼き芋が選ばれた。
顧客対応や課題と向き合いながら、実務経験を深める
また、外観にもこだわった店舗運営にあたっては、サツマイモの仕入れ先農家の選定から調理、販売に至るまで学生が携わったとのこと。「売れ行きが良く、サツマイモの仕入れが間に合わなくなった」「調理器具が想定よりも小さく、思うようにオペレーションを進めることができなかった」などのハプニングを乗り越えながらも、顧客対応や販売促進、在庫管理といった店舗運営の課題に向き合いながら、現場での実務経験をさらに深めることができたそうだ。