「家は3回建てないと理想の家にならない」説。実際に2回以上建てた人はどのくらいいる?
多くの人にとって人生最大の買い物であるマイホーム。「家は3回建てないと理想の家にならない」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、家は3回建てないと理想の家にならないといわれる理由や、実際に複数回家を建てた人の割合、注文住宅を建てる際の平均費用について解説します。

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「家は3回建てないと理想の家にならない」とはどういう意味か?

「家は3回建てないと理想の家にならない」という言葉は、1回では理想の家の完全な実現が難しいことを表しています。初めて家を建てる場合、家づくりで後悔したくないあまりにこだわりを詰め込み過ぎて住み心地があまり良くなく、せっかく家を建てても出来上がりに満足できない人もいるかもしれません。
 
1回目の家づくりで収納が足りなかったり、生活動線が不便だったりといった問題が発生した場合、2回目以降は反省点を踏まえ、家族構成やライフスタイルに合った満足度の高い家を実現できる可能性が高くなります。
 
しかし、実際に3回家を建てる人はまれであり、多くの人にとって家づくりは1回きりの場合が多いでしょう。1回の家づくりで後悔しないためには、見た目のデザインだけではなく、住み心地、ライフスタイルに合った間取りを考えることが大切です。
 

家を2回以上建てた人の割合

では次に、2回以上家を建てた人がどのくらいいるのかを見ていきましょう。
 
国土交通省の「令和5年度住宅市場動向調査報告」によると、注文住宅(建て替えを除く)において住宅取得回数を「今回が初めて」と回答した人は81.2%と最も多いものの、2回目と回答した人は15.1%、3回目以上と回答した方もわずかながら存在します。
 
また、初めて住宅を取得した人の年齢は30代が46%で最も多く、2回目以上の取得では56.5%で60歳以上が最も多くなっています。
 

注文住宅を建てる際の平均費用