フローリストの吉野絵美(よしのえみ)氏は、初の個展となる「冷 温 レイ オン」を1月25日(土)~28日(火)に東京・表参道のPRANK PROJECT青山店3Fに佇むギャラリー「SHOWROOM」にて開催する。

幅広いフラワーデザインを提案


吉野絵美氏は、北海道札幌にてフラワーショップ・ウエディング業に就き、上京後2016年にフラワーデザインチーム「Massa&Artists」に入社。パレスホテル東京にてウエディング業に就き、著名人や大規模なウェディングデコレーションを数多く手がけ、ハイブランドの店舗装飾やイベント装飾も担当。


2023年10月独立し、フラワーデザインブランド「ekarkar」を設立。


イベント装飾・ラグジュアリーブランドの店舗装飾・キービジュアル撮影のデコレーションなど、クライアントの多様な世界観に対して幅広いフラワーデザインを提案し展開している。

故郷・北海道の雪景色を描き出す

記念すべき初の個展「冷 温 レイ オン」では、吉野氏が27年間暮らした故郷・北海道の厳しさと楽しさが織り交ざる日常、そしてしんしんと降り積もる雪国ならではの情景が描き出される。

北海道は、日本で最も冬が長く、一年の約3分の1を雪とともに過ごす地。冷たさの中に見いだす温かさ、その環境だからこそ感じられる豊かさ。展示会では、これらを「初雪」「積雪」「豪雪」のテーマで構成された3部屋にわたり、独創的なフラワーデコレーションで披露する。

冬の冷たさと温かさを花で表現

部屋ごとに、厳しい寒さをどう生き抜くか、どう楽しむかを考えながら過ごしている雪との暮らしを描きながら、北海道でしか見ることのできない広大な自然の美しさと儚さを表現する。

『初雪』イメージ


なかでも見どころなのは、全高2.5メートルにもなる白樺の木々が点在し、ほんのり雪化粧をまとった北海道の森が再現された「初雪」だ。歩みを進めるたび、足元から“シャリ、シャリ”と雪を踏む音が響き、訪れる人々を北海道の冬へと誘う。

北海道の世界を五感で感じるステージ