定年後は年金の足しに「月5万円」ほど稼ぎたいと考えています。同僚に「シルバー人材センターが良い」と聞きましたが、アルバイトとは違うのでしょうか?
「人生100年時代」というワードを雑誌やニュースでもよく目にします。実際、日本人の平均寿命はどんどん長くなってきており、年金だけに依存せずに老後資金を確保することの重要性は増しているといえます。   その選択肢の一つとして、定年退職後も再雇用やパートなどで収入を得ることが挙げられますが、「シルバー人材センター」という働き方もあります。   本記事では再就職先を考え始めたシニアの会社員の人に向けて、シルバー人材センターの仕組みや毎月稼げる金額などについて解説します。

▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?

老後の就業先の選択肢の一つ「シルバー人材センター」とは

シルバー人材センターは、高齢者の人が働くことを通じて「生きがい」を得るとともに地域の活性化に貢献する組織です。原則60歳以上かつ健康であり、働く意欲のある人が登録できます。
 
シルバー人材センターでは定年退職者などの高齢者に、ライフスタイルに合う「臨時的かつ短期的またはそのほかの軽易な業務」を提供してくれます。働いた内容によって会員に賃金が支払われる仕組みです。
 
提供される仕事は会員である高齢者の能力や経験を活用できる仕事であり、「家庭教師」「庭木の剪定」「大工仕事」「事務」「スーパーでの品出し」など多岐にわたります。
 
あくまでも「生きがいを得るための就業」であって作業も軽易なものが中心であり、働くことに対して「お金」以上に「やりがい」を求める人に向いているといえます。
 

シルバー人材センターで働くことのメリット

シルバー人材センターで働くことのメリットは、会社に再雇用されることと違って、煩わしい雇用関係が発生しないことです。

雇用関係を結んだ場合、企業の就業時間を守り、雇用主からの指示に従って働く必要があります。働いてお金を稼いで年金の足しにしたいと考えていても、時間に縛られ、指示・命令どおりに働くのが体力的に難しい人もいるでしょう。
 
シルバー人材センターでは年齢に関係なく経験や能力に合うような、比較的簡単な仕事を、無理のない時間分だけ働くことができます。
 
年金の足しとしてお金を稼ぎつつ、ゆとりを持って働きたい人におすすめです。
 

シルバー人材センターでは月いくら稼げるのか