そんな中での公開となったが、全国256スクリーンと中規模ながら週末3日間で動員16万7000人、興収2億4200万円と健闘。祝日を含む4日間の累計は動員23万人、興収3億2900万円を超えている。

 ネット上の『孤独のグルメ』シリーズファンも「たくさん笑えてよかった」「観賞後に何を食べようか考えるのも楽しくなる映画」などと満足している様子で、松重がほのめかす“引退”は回避されそうだ。

『忍たま』5位に再浮上、映画シリーズ最高興収

 『孤独のグルメ』と同日公開の『366日』(主演・赤楚衛二)は6位スタート。人気バンド・HYの同名楽曲をモチーフに、主人公・真喜屋湊(赤楚)とヒロイン・玉城美海(上白石萌歌)の“20年越しの恋愛”を描いた作品で、共演は玉城ティナや溝端淳平、Hey!Say!JUMP・中島裕翔、石田ひかり、国仲涼子など。

 鑑賞済みのネットユーザーからは「今年初泣き」「ベタなラブストーリーだけど曲に思い入れのある世代は号泣」「赤楚くんと上白石さんの演技に引き込まれた」との評価が寄せられている。

 そのほか、公開4週目の週末を迎えたアニメーション映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(24年12月20日公開)は、前回の6位から今回は5位に再浮上。累計興収はすでに10億円を超え、『忍たま』映画シリーズ最高記録を更新したと伝えられている。

 “なくなり次第終了”の入場者プレゼントは現時点で第4弾まで配布されているが、1月17日からは第5弾(全3種、ランダム)の配布も発表されており、SNS上でもファンの熱気が冷めやらない。

全国映画動員ランキングトップ10(2025年1月10~12日、興行通信社調べ)

1位:『グランメゾン・パリ』
2位:『はたらく細胞』
3位:『劇映画 孤独のグルメ』
4位:『モアナと伝説の海2』
5位:『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
6位:『366日』
7位:『ライオン・キング:ムファサ』
8位:『劇場版ドクターX FINAL』
9位:『ビーキーパー』
10位:『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団』