今回の事例とは直接関係ありませんが、指定席を購入した場合でも変更できるケースはあります。
 
前述の通り、基本は指定された列車・座席に座ることが想定されていますが、使用開始前かつ列車が出発する前、有効期間内に限り、同じ種類のきっぷに1回のみ変更可能です。変更手数料はかかりません。
 
しかし2回以上変更しようとすると「払い戻し」扱いになるため要注意です。払戻手数料は表1の通りです。
 
表1

きっぷの種類 払戻手数料
乗車券類 220円
指定席券
(出発日の2日前まで)
340円
指定席券
(出発日前日~出発時刻まで)
30%(最低340円)

出典:株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス びゅうトラベル「新幹線の指定席は変更できる?いざという時のために確認しておきたい変更方法」を基に筆者作成
 
注意点として、列車が出発する前であっても、自動改札を通ってしまった後は「使用開始」と見なされ、変更や払い戻しができないかもしれません。
 
今回のケースで、例えば出発前に隣の乗客が騒がしいことに気づき、出発前に列車を降りて次の列車に変更したいと思うかもしれません。そのときは変更が可能かどうか最寄りの駅係員を探して相談するとよいでしょう。
 

席移動は自由席なら可能! 指定席は原則不可

乗車後に何らかの理由で席を移動したい場合、自由席特急券を購入したのであれば、空いている自由席に座れます。一方指定席特急券を購入したのであれば、特定の列車・座席に限ってのみ座れます。乗車後にほかの席(自由席含む)への変更は原則としてできません。
 
もし周りの乗客の立ち振る舞いが迷惑に感じるのであれば、列車内の係員に相談してみるとよいかもしれません。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス びゅうトラベル 新幹線の指定席は変更できる?いざという時のために確認しておきたい変更方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー