「被る」読み方のヒント!
実はこの「被る」、2つの読み方があるんです。
1つはとっても読みやすい「かぶる」。
「帽子を被る」「布団を被る」など
よく使う言葉ですよね。
問題はもう1つの読み方。
意味合いも似ているのですが、
「かぶる」が実際の物に付随して使われることが多いのに対し、
もう1つの「被る」は目に見えないものに付随して使われることが多いです。
さて、読めるでしょうか?
「被る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「こうむる」
です!
「被る」は
人から行為や恩恵を受けることを表す言葉。
「恩恵を被る」「ご愛顧を被る」などの用例があります。
また、災いを身に受けることも表し、
「損害を被る」「迷惑を被る」などは聞き覚えのある方がいるはず。
ちなみに「被害を被る」という言葉もよく使われるのですが、
「頭痛が痛い」のように同じ意味の言葉を重ねているため、
本来は避けるべき使い方です。
「かぶる」と「こうむる」
2つの読み方を知っていれば、文章をより理解できます。
よく見かける文字なので、ぜひ覚えておいてくださいね!
4つ目の漢字は「著す」
小学校で習う「著」という漢字。
辞書を調べてみると、「書きあらわす」「著作」「著述」 「目立つ」「あきらか」などの意味を持つことが分かります。
でも、言葉としては「ちょ」が一般的な読み方で、訓読みで読むにしても「著しい(いちじるしい)」ですよね。
・・・「いちじるす」でもないし、送り仮名一文字の「す」がつくと何と読むか分かりますか?