「昨年末公開の主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』がヒットした道枝駿佑は、ジュリー社長の愛娘の“推し”であると言われ、娘はなにわ男子のSNS戦略に口出ししているとも報じられています。しかし今回、同族経営が問題視されたことで、今後はジュリー社長ばかりか、後継者候補だった娘も経営の中枢から遠ざけられていくのは間違いない。シングルが3作連続でハーフミリオンとなるなど人気は確かにありますが、今年7月に発売した2ndアルバムの初動セールスは前作に比べて4割近くも落ち込んでおり、このところ勢いのある先輩SixTONESにCDセールスでも抜かれそうな状況。売り上げで圧倒的エースのSnow Manに続くジャニーズ二番手の座を失えば、ジュリー社長からのプッシュがなくなった途端にメディア露出が減ることも予想されます。テレビ局はジャニーズタレント起用を継続すると明言しているとはいえ、今までのようにジャニタレばかりで画面が埋め尽くされる状況は避けるはずで、となると多数いるデビュー組と少ないパイ争いになるわけで、人気・実力のないグループやメンバーはどんどん露出が減っていくのでは」(芸能記者)
さらにジュリー氏が社長退任となれば、関西ジャニーズJr.の6人組ユニット・Aぇ! groupのCDデビューも不透明になりそう。
「ユニバーサル ミュージックからCDデビューが決まっていると報じたのは、6月29日付の『文春オンライン』(文藝春秋)。しかし、9月の『FIVB パリ五輪予選 ワールドカップバレー2023』にスペシャルサポーターに就任し、同大会の“タイアップ”付きでデビュー予定だったものの、性加害問題の影響でジャニーズタレントの起用を見送ったと『文春』だけでなく『朝日新聞』にも報じられており、デビューは棚上げ状態に。Aぇ! groupは、“ジュリー派”の関ジャニ∞のメンバーがプロデュースしていることもあり、末澤誠也などのメンバーはジュリー社長から直接連絡が来るなど覚えがめでたい。なにわ男子がジャニーズJr.時代にやっていた仕事をそのまま受け継ぐ動きもあり、明らかにAぇ! groupがデビュー候補として推されていましたが、性加害問題に対応を事務所が完全に誤ったことで、デビュー発表のタイミングを逸した格好。ジュリー氏が辞任して経営陣が刷新されれば、デビュー自体が白紙となる可能性も」(同前)
もっともジュリー社長はジャニーズ事務所の100%株主であり、株を手放さないまま退任となれば、誰が社長になっても影響力を持ち続けるとの見方もある。表紙を飾った7月3日発売の「AERA」(朝日新聞出版)では、道枝が「今は韓国のエンタメが目に見えて盛り上がっていますが、もっともっと頑張って、ジャニーズの時代をもう一度作りたい」と宣言していたが、「ジャニーズの時代」はふたたび訪れるだろうか。