当時の記事によると、森さんは元気なころに「私が死んだら、子どももいないし、財産の一部はジャニーズの若い子たちの育成をするために使ってほしい」と、ジャニー氏の姉で当時ジャニーズの副社長だった故メリー喜多川氏に話していたという。メリー氏はその意見に賛同し、この遺産を「ジャニーズ=森基金」として運用しようと考えていたというが、森の遺言状には「遺産の一部を東山紀之に譲る」と書かれており、それを知ったメリー氏が激怒したというのだ。

「東山が森さんを看取るまで寄り添っていたら、メリー氏も遺産相続に納得したはず。ところが、東山は美女たちと散々浮き名を流した挙げ句、2010年10月に2年半の交際を経て女優の木村佳乃と結婚。東山と木村の交際発覚後、森さんは急激に元気がなくなり体調が悪化したと言われている。なので、メリー氏が森さんの遺言状に納得できなかったのも仕方ない。森さんの本葬でジャニーズの代表として弔辞を読んだのが東山ではなく近藤真彦だったのも、この遺産問題が背景にあるとか」(芸能記者)

 森さんが亡くなった翌年の2014年、「一般財団法人 森光子芸能文化振興財団」が設立されただけに、メリー氏は森さんの遺志を継いだと思われるが、東山に対する相続についての遺言がかなえられたのかが気になるところだ。