◆宝物と言える人たちとの再タッグ映画
――ありがとうございます。『シェアの法則』では、10代のころにお仕事された久万真路監督との再タッグですね。
貫地谷「はい。久万監督、そしてプロデューサーの大和田(廣樹)さんもそうです。林海象監督の『探偵事務所5”』(2005)という作品で一緒だったんですが、久万監督は、当時まだ助監督で私は大学生でした。私のなかで、とてもキラキラした思い出のひとつというか、宝物といえる作品であり、人たちなんです。その後、私が朝ドラ『ちりとてちん』のヒロインに決まったときには、みんなで“嘘でしょう!”と驚いて喜んでくれました。そうした家族のような方たちと、成長してこうして再びお仕事ができるというのは、本当に嬉しいです。
このおふたりに声をかけていただいたとなったら、もう“やるしかない!”と。そうしたご縁で脚本をいただいて読んだのですが、いろんな事情を持った、それぞれに暮らしていたら孤立してしまいそうな人たちがシェアハウスに集まって生きていく、とても心が温まるお話だなと感じました」
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