生活費「35万円」は少ないのでしょうか?家計を管理している妻に「生活がカツカツ」と言われました…
収入源はおもに夫で、家計管理は専業主婦の妻がしている場合、今回の事例のように、夫から受け取る生活費が不足しているケースもあるでしょう。もし妻から「生活費が足りない」と言われたときは、平均支出なども参考にいくら足りていないか把握することが大切です。   今回は、生活費が35万円は平均支出よりも少ないのか、また家計管理のコツなどについてご紹介します。

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生活費35万円は少ない?

自分の渡す生活費が少ないかどうかは、平均値と比較すると分かりやすいでしょう。今回は、総務省統計局の「家計調査 家計収支編」のデータを参考にします。データによると、世帯主が60歳未満の勤労者世帯で世帯人数が2人以上の場合、世帯人数ごとの平均実支出は以下の通りです。

●世帯人数2人:41万95円
●世帯人数3人:45万5813円
●世帯人数4人:45万5306円

平均実支出と比較すると、生活費が35万円では約6万~10万円の差があります。少しでも家計を楽にするためには、まず節約をして支出を減らせないかチェックしましょう。可能であれば、収入を上げることでも家計の負担を減らせます。
 

家計をうまく管理するコツ

生活費が少ないと感じるときは、まず無駄な出費がないかを確認しましょう。不要な出費を明確にするため、家計簿をつけることがおすすめです。
 
項目ごとにまとめていくと、つい多く買ってしまったお菓子や食材、いつ契約したか覚えていないサブスクリプションなど、削減できる項目が分かります。また、家計簿をつけるためにレシートや領収書を取っておくことも大切です。
 
出費を見直すにあたって、固定費もチェックしておきましょう。水道光熱費は、使い方によっては節約できる項目です。水の流しっぱなしや電気の付けっぱなしをやめるだけでも、少しずつ出費を減らせるでしょう。
 
スマートフォンの契約プランの見直しも、固定費を削減できる方法のひとつです。普段の使い方を考えて、より安いプランがないか調べておきましょう。
 
こうして削減できる項目を削減しつつ、定期的に家計の見直しを行うと、無駄な出費を継続的に減らしやすくなります。余裕が出てきたら、将来のために貯金もできるでしょう。
 

収入を上げる方法