▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
生活費35万円は少ない?
自分の渡す生活費が少ないかどうかは、平均値と比較すると分かりやすいでしょう。今回は、総務省統計局の「家計調査 家計収支編」のデータを参考にします。データによると、世帯主が60歳未満の勤労者世帯で世帯人数が2人以上の場合、世帯人数ごとの平均実支出は以下の通りです。
●世帯人数2人:41万95円
●世帯人数3人:45万5813円
●世帯人数4人:45万5306円
平均実支出と比較すると、生活費が35万円では約6万~10万円の差があります。少しでも家計を楽にするためには、まず節約をして支出を減らせないかチェックしましょう。可能であれば、収入を上げることでも家計の負担を減らせます。
家計をうまく管理するコツ
生活費が少ないと感じるときは、まず無駄な出費がないかを確認しましょう。不要な出費を明確にするため、家計簿をつけることがおすすめです。
項目ごとにまとめていくと、つい多く買ってしまったお菓子や食材、いつ契約したか覚えていないサブスクリプションなど、削減できる項目が分かります。また、家計簿をつけるためにレシートや領収書を取っておくことも大切です。
出費を見直すにあたって、固定費もチェックしておきましょう。水道光熱費は、使い方によっては節約できる項目です。水の流しっぱなしや電気の付けっぱなしをやめるだけでも、少しずつ出費を減らせるでしょう。
スマートフォンの契約プランの見直しも、固定費を削減できる方法のひとつです。普段の使い方を考えて、より安いプランがないか調べておきましょう。
こうして削減できる項目を削減しつつ、定期的に家計の見直しを行うと、無駄な出費を継続的に減らしやすくなります。余裕が出てきたら、将来のために貯金もできるでしょう。