節約のために「自炊」をしているのですが、本当に節約になっているのかわかりません。夕飯を手作りするよりお弁当を買ってきたほうが安上がりですか?
自炊は本当に節約になるのか、コンビニやスーパーでお弁当を買ったほうが手軽で安く済むのではないかと考える方は多いでしょう。自炊するにも食材を購入しなくてはいけないため、どれくらい節約になるのか知りたいところです。   そこで本記事では、夕飯の自炊とお弁当購入の価格を比較してみました。夕飯を自炊するメリットについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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夕飯の自炊とお弁当はどちらが節約になる?

ゴーフード株式会社が実施した「一人暮らしの食生活」に関する調査によると、一人暮らしの自宅での食事で重宝するものの第1位は、「レンチンできる食事」でした。食事で重視しているポイントは栄養やおいしさよりも、価格や手軽さ、量の多さなどが上位に位置しています。
 
では、夕飯を自炊するのとコンビニや夕食宅配サービスを利用するのとでは、どちらが節約になるのでしょうか。

 

自炊1回あたりの費用とお弁当の価格を比較

自炊1回あたりの費用と、コンビニ・夕食宅配サービスの価格を比較すると、図表1のとおりです。
 
【図表1】

1回(1食)あたりの費用
自炊 301~500円
コンビニのお弁当 498~594円
夕食宅配サービス 約600円

 
ゴーフード株式会社の同調査によると、一人暮らしの方が自炊1回あたりにかける費用は50%が301~500円、次いで29%が300円以内であることがわかりました。500円以上かける方は全体の21%となり、約5人中4人は500円以内で済ませているようです。
 
コンビニ大手3社の幕の内弁当の価格は498~594円であり、お弁当1個の平均価格は約550円でした。夕食宅配サービスを利用した場合の1食あたりの価格は約600円となり、このなかでは一番高いことがわかりました。
 
コンビニや夕食宅配サービスを利用すれば、食事を作る手間が省けますが1回あたりの費用が高くなります。少しでも節約を心がけたいのであれば、夕食は自炊がおすすめです。