※内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」より筆者作成
少し古い資料のため、物価の上昇や地域差などの影響を考えると、現在はより高額な費用が必要となる可能性があることに留意しましょう。
上手に子育て費用をやりくりするポイント
限られた収入のなかで上手に子育て費用をやりくりするには、次のようなポイントを意識するとよいでしょう。
・家計の無駄(固定費など)を見直す
・進学プランなどの長期的な見通しを立てて計画的に貯蓄する
・お金が比較的かからない幼年期のうちにしっかり貯める
・出産~子育てで頼れる給金などの制度を知っておく(育休手当、就学援助など)
・児童手当(ひとり親世帯の場合は児童扶養手当)などを貯蓄に回す
子育て費用は計画的な貯蓄でやりくりしよう
子育てに毎月いくら必要となるかは、子どもの年齢や、進学先などの条件によって異なります。収入の範囲で上手にやりくりするには、早い段階で進学パターンや習い事など、長期的な子育てプランを作り、計画的な貯蓄で必要な資金に備えることです。「いつ」「いくらくらい」必要になるのかを具体的に整理して、資金計画を立てましょう。
出典
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果
日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」
内閣府 平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版
こども家庭庁 児童手当制度のご案内
こども家庭庁 児童扶養手当について
中央区ホームページ 就学援助および就学奨励
株式会社プレシャスワン 子どもの教育費と効果に関するアンケート(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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