夫婦二人暮らしで収入が40万円なのに対して月の出費が「30万円」。これって一般的には多いほうなのでしょうか?
家計管理が難しいと考える夫婦もいるでしょう。例えば夫婦二人暮らしで収入が40万円なのに対して、月の出費が30万円だと一般的には多い方なのでしょうか。毎月の出費をもう少しおさえられれば、貯金をして将来に備えられるかもしれません。   そこで今回は、夫婦二人暮らしの一般的な家計収支を調べてみました。家計を見直すポイントや確実にお金を貯めるコツもご紹介しますので参考にしてください。

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夫婦二人で月の出費30万円は多い?

夫婦二人暮らしの毎月の出費は、共働きか片働きかにもよりますが、総務省統計局の「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2023年」によると、1ヶ月の平均消費支出は以下の通りです。

●共働き:32万2566円(実支出:45万1157円)
●片働き(夫のみ有業):29万3519円(実支出:38万1849円)

同調査から、夫婦二人暮らしで月の出費が30万円の場合、共働きであれば平均よりはおさえられているようです。しかし共働きの世帯収入額が40万円の場合は、実支出を見ると赤字になってしまうことが分かります。片働き世帯であれば月の出費は少々多く、実支出を見ると家計はギリギリであるといえるでしょう。
 
毎月のやりくりをどうにかできているとしても、老後資金など将来のために計画的に貯金をすることは大切です。そのためには、家計を見直して確実にお金を貯められるよう工夫する必要があるでしょう。
 

家計を見直すポイント

家計を見直す際は、毎月何にいくら使ったのかを把握する必要があります。費目ごとに分けてチェックするとよいでしょう。そこから節約できる部分がないかを確認します。
 
例えば、あまり利用していないサブスクリプションサービスの支払いをしているかもしれません。スマホ代やインターネット代も確認して、利用状況から契約プランを見直せる場合もあります。これらの固定費は一度見直して改善できると、毎月の支出を長期的におさえられます。
 
食費を始めとする流動費については、無駄遣いがないかをチェックできるでしょう。「セールだから」と購入したものの、使わずに捨ててしまうものがあるかもしれません。消費期限が過ぎて捨ててしまうような習慣があれば、見直して改善する必要があります。
 
飲み会への参加や趣味にかけるお金なども、毎月いくら使っているかを明確にすると、想像以上に散財していることに気づかされる場合もあるでしょう。夫婦それぞれで出費の習慣を見直して、改善できる点を見極めることは大切です。
 

確実にお金を貯めるコツ