そんな中、「ぼくのせいでママががんになった」と自分を責める朝陽に対し、一平はニュース番組風の映像を制作し、母親のすい臓がんについて説明。落ち込む朝陽を不器用ながらに励ますのだった――。
なお、初回には、先月急死した中山美穂さんが保育園の園長役で登場。また、23年1月期の同局ドラマ『罠の戦争』で主演した草なぎ剛も、当時の役柄でゲスト出演し、香取と27年ぶりテレビドラマ共演を果たしたことから、ネット上では「ミポリンの姿に涙が出た」「しんつよの共演は胸アツ」「王道のホームコメディっぽさもあって、なかなか面白い」「初回から最低男のセリフに泣かされた」などと好意的な声が上がった。
また、昨年2月までNHK Eテレ教育番組『みいつけた!』で“4代目スイちゃん”を務めていた増田梨沙が正助の長女・ひまり役で出演していることから、「スイちゃんのシリアスな演技、初めて見た」「さすが女優さん、『みいつけた!』の時と全然雰囲気が違う」などと反響を呼んでいる。
『日本一の最低男』主人公が「全然最低じゃない」?
一方、主人公のキャラクターに関しては疑問の声が上がっており、「取り立てて最低要素はないように見える」「あれだけ子どもに寄り添うことができるなら、それはもう最低じゃない」という意見も散見される。
「同ドラマはプロモーションで『JAPAN’S “SAITEI” MAN=日本一の最低男』という謳い文句を全面に打ち出しており、香取扮する一平のクズっぷりを期待していた視聴者もいたもよう。ただ、この先、“日本一の最低男”の文句に納得できる展開が待っているかもしれませんし、そもそも主人公以外の人物が“最低男”である可能性も否めません」(テレビ誌記者)
なお、初回の平均視聴率は前出のとおり世帯5.6%、個人3.1%。同枠前クールの松本若菜主演『わたしの宝物』が初回で記録した世帯5.1%、個人2.7%を上回ったものの、微妙な数字と言わざるを得ない。