・麻酔中毒などの副作用や合併症が発生するリスクもある
・出産時間が長くなることがある
・自然分娩よりも費用が高くなる
貯める&備える
2025/01/09
「子どもは無痛分娩で産みたい」という妻。費用が高額なイメージですが、「出産育児一時金」があれば負担は少ないでしょうか?
無痛分娩に限った話ではありませんが、麻酔を使用するため副作用や合併症が発生するリスクもゼロではありません。
赤ちゃんが降りてくると圧迫感が強くなりますが、麻酔の使用で陣痛や圧迫感が弱くなってしまい、出産時間が想定よりも長くなることもあります。また費用面では、無痛分娩はあくまで「オプション」の位置づけのため、自然分娩よりも高くなる傾向があります。
無痛分娩の費用はいくらかかる?
結論からいえば、無痛分娩の種類や処置方法、病院によって異なるため一概にはいえません。例えば、東京都内のとある病院では出産費用の目安は95万円から120万円、無痛分娩は別途18万円かかります。出産育児一時金が50万円支給される場合、自己負担額は63万円から88万円となります。
厚生労働省のデータによると自然分娩の都道府県別費用は東京都が最も高く、2022年度で約60万円となっています。無痛分娩費用として別途18万円かかるとすると約78万円です。ただし、出産にかかる費用は、一律に定められているわけでなく病院ごとに異なります。「無痛分娩を選ぶと必ず高額になる」わけではありません。
また、事前に無痛分娩を選んでいても、母子の状況によっては自然分娩や帝王切開に切り替えることもあります。出産は不測の事態が発生することも少なくないため、あらかじめ見積もりをとっていても実際にかかる費用は大きく変わる可能性もあるので要注意です。
まとめ
本記事では無痛分娩を選ぶと出産費用は高くなるのか解説しました。無痛分娩の考え方や医療体制、緊急時の対応方法、費用などは病院によって異なります。
無痛分娩を考えている場合は事前に費用や条件をよく確認したうえで、疑問点や不安なことは個別で相談することをおすすめします。
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