家族で実家に帰省したら「紙の図書券」を発見! 娘に「これって使えるの?」と聞かれましたが、今はあまり馴染みがないのですか? 書店で使用できるのでしょうか?
子どもの頃に、お祝いなどで図書券や図書カードをもらった経験はありませんか? 図書券はいろいろと仕組みを変えながら進化しており、紙の図書券や一部の図書カードは発行が終了しているものもあります。そのため、若い世代の人は「これって今でも使えるの?」と疑問に思うかもしれません。過去に発行された図書券や図書カードが手元にある場合、今でも使用できるのでしょうか?   本記事では、過去から現在までに発行されている図書券の種類や特徴の紹介と、過去に発行された図書券・図書カードが今でも使えるのか、について解説します。

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図書券はどんな風に変わってきた?

図書券は、時代を経るごとにスタイルを変えてきています。古いものから順番に、紙の図書券、磁気式の図書カード、QRコード読み取り式の図書カードの3タイプに分類されます。主な発行時期は以下の通りです。

●紙の図書券:1960年~2005年
●磁気式の図書カード:1990年~2016年
●QRコード読み取り式の図書カード:2016年~現在発行中

現在は紙の図書券や磁気式の図書カードの発行は終了しており、QRコード読み取り式の図書カードである「図書カードNEXT」という商品が主流となっています。
 

過去に発行された図書券は今でも使用できる

紙の図書券および磁気式の図書カードには、使用期限の記載がありません。これは紙の図書券および磁気式の図書カードには、使用期限が設定されていないためです。つまり、発行が終了している図書券や図書カードは、今でも使用できます。
 
図書カードNEXTになってからは使用期限が設定されていますので、使用期限に注意が必要です。書店で販売している図書カードNEXTは、基本的には購入時点で10年以上と、使用期限が比較的長いものが流通しています。
 

現在発行されている図書カードにはさまざまな機能がある