アメリカン・エキスプレスの調査によると、確定申告にかかる時間は平均で合計752分(12時間32分)とのことでした。
内訳を見てみると、「源泉徴収票や領収書など必要書類の取りまとめ」がもっとも長く129分、次いで「データ集計」が127分、「集計結果の記入・入力」が121分と続いています。これらは「確定申告時に大変だと思う作業」の上位とも一致しており、多くの方が書類のとりまとめなどに膨大な時間がかかる点にストレスを感じているようです。
申告内容に不備がないか不安になる
事業年数4年未満の方に「創業時の確定申告の悩み」を聞いたところ、57.5%の方が「申告書類の作成に時間をとられる」、44.5%の方が「申告内容に不備がないか不安になる」といった悩みを挙げました。
実際に、確定申告では書類の取りまとめに膨大な時間がかかる可能性があり、申告書類の作成に時間が取られてしまうケースもあるようです。一方、半数弱の方が申告内容の不備に不安を抱えており、これは確定申告について相談できる相手がいないことも関係している可能性があります。
確定申告書の提出にも時間が取られる
さらに同調査では、22.0%の方が「申告書類の提出に時間をとられる」点を確定申告時の悩みとして挙げています。確定申告は、「e-Tax」を使うことで非対面のオンライン申告も可能です。
「e-Tax」の利用者・利用予定者に「e-Tax」の「良い点」を聞いたところ、91.4%の方が「自宅でできる」点を挙げました。
逆に「悪い点」を聞いたところ、36.9%の方が「システムが理解しづらい、使いづらい」、31.7%の方が「事前準備に手間がかかる」、25.4%の方が「わからないことを質問しづらい・できない」といった点を挙げており、非対面の「e-Tax」はまだまだ課題が多いようです。