「有料の公衆Wi-Fiなら安全」だと思い、カフェで仕事するときに使っています。何かリスクはあるでしょうか?
カフェで仕事することが一般的になった現在、便利なフリー(無料)Wi-Fiは欠かせないものとなっています。しかし、フリーWi-Fiはセキュリティーのリスクが懸念されます。そこで、「有料の公衆Wi-Fiなら安全だろう」と考える人も多いのではないでしょうか。   しかし、有料であっても必ずしも安全とは言い切れないようです。本記事では、有料の公衆Wi-Fiを利用する際のリスクと、安全に利用するための対策についてまとめました。

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有料でも安心できない、公衆Wi-Fiのリスク

公衆Wi-Fiには有料のサービスもあります。有料のサービスは、パスワードの入力などが必要でアクセスできる人が限られているため、無料のWi-Fiと比較すると安全性は高くなるでしょう。料金はサービス提供者によって異なりますが、月額300円台から利用可能です。
 
しかし、公衆Wi-Fiは有料、無料を問わず、セキュリティーのリスクが存在します。有料だからといって安全というわけではないようなので注意が必要です。
 

データ漏えいのリスク

有料の公衆Wi-Fiであっても、データ漏えいのリスクはあるでしょう。セキュリティー対策が不十分であったり、悪意のある利用者が通信内容を傍受したりする可能性があります。
 

不正なAP(アクセスポイント)の可能性

なかには、カフェの正規のWi-Fiに似たSSID(ネットワーク名)が設定された、偽のアクセスポイントが設置されている危険性もあるようです。これらは有料Wi-Fiを装っていることもあるため、知らずに接続してしまう可能性があります。
 
攻撃者はアクセスポイントを通じて、利用者と通信サーバーの間の通信を傍受したり、改ざんしたりできます。そのため、パスワードやカードの情報など、重要な情報が盗まれてしまうかもしれません。
 

マルウェア感染のリスク