ソニー生命保険は大学生以下の子どもを持つ20歳以上の男女を対象に「子どもの教育資金に関する調査」を実施しました。子どもの大学や専門学校などへの進学について尋ねたところ、「多少費用がかさんでも進学させたい」と答えた人(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)は全体の85.6%にのぼっています。
一方、「費用がかかるなら進学させない」と考える人は14.4%でした。また、教育資金に関して不安を感じるかどうかを調査したところ、「不安を感じる」と回答した人は83.5%で、子どもが進学するにつれてその割合が高くなる傾向が見られました。
教育資金の準備方法
同調査において、大学などへの進学資金をどのように準備しているか尋ねたところ、「銀行預金」が最も多く、56.4%に上りました。
次いで、「学資保険」が43.7%、続いて「資産運用(株式や投資信託、NISAつみたて投資枠など)」が19.0%、「生命保険(学資保険を除く)」が10.0%、そして「財形貯蓄」が9.4%となりました。
子ども1人を育てるための教育費用は、公立と私立の選択によって大きく異なる
子ども1人を育てるための教育費用は、公立と私立の選択によって大きく異なります。幼稚園から高校まで全て公立の場合、約157万円ですが、全て私立の場合は約447万円と、約3倍の差が生じます。
また、大学の学費は、国立が最も経済的で約243万円、公立が約254万円、私立は約397万円と高額です。進学に向けて、計画的な資金準備が重要です。
出典
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します
文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移
ソニー生命保険 子どもの教育資金に関する調査2024
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー