リクルートブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、結婚にかかる費用は平均416万円です。今回の調査では、結婚にかかる費用の範囲は、結納・婚約から新婚旅行までとしています。各イベントにかかる費用の詳細は表2の通りです。
表2
結納式にかかる費用 | 25万6000円 |
両家の顔合わせにかかる費用 | 6万9000円 |
婚約指輪 | 43万3000円 |
結婚指輪(2人分) | 30万8000円 |
挙式・披露宴・ウエディングパーティ | 356万3000円 |
新婚旅行 | 53万4000円 |
新婚旅行土産 | 5万4000円 |
※リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」より筆者作成
30歳以降に結婚するメリット
30代に入ると、仕事で責任あるポジションに就くことが増え、結果的に収入が安定しやすくなる傾向があります。また、30代は社会人としての経験が蓄積されたり経済的に独立していたりするため、結婚後も自分の収入だけで生活を支えられるケースが多いようです。そのため、パートナーとの共同生活が安定しやすく、2人分の収入で生活費をまかなうことで、より余裕を持った暮らしができるようになる可能性があります。
さらに、年齢を重ねることでお金の使い方や管理方法に自信がつき、結婚後の生活をより計画的に行える可能性があり、経済的な安定を維持しやすくなると考えられます。30歳以降の結婚は、経済的により充実した生活を送るための一つの選択肢となるでしょう。
結婚する前に準備しておきたいこと
結婚を決める前には、資金の計画を立てて、無理のない範囲で貯金をしていくことが必要です。結婚式や新婚旅行は思い出に残る大切なイベントですが、かなりの費用がかかることが予想されます。「こんな結婚式を挙げたい」「この場所に新婚旅行に行きたい」などの具体的なビジョンを描き、貯金を進めていきましょう。二人で協力し合って毎月一定額を貯めていくことで、目標に近づく実感がわき、結婚に向けた準備を楽しみながら進められる可能性があります。