両親の家計が厳しい場合、子どもとして支援したい気持ちも当然です。とはいえ、まずは自分自身の家計状況を把握することが大切です。
 
自分の家計は赤字ではないか、教育費や老後資金など家族の将来の資金計画は十分かなどを計算し、親の支援に回すお金があるかどうかを、冷静に判断しましょう。
 
自分の家計を確認した上で、ときには両親の家計を見直すサポートをしても良いかもしれません。両親が「苦しい」と感じる理由を家計の収入と支出を書き出し分析することで、原因と対策を考えられることもあります。固定費の見直しにより無駄な支出を改善できれば、自分が支援しなくとも両親の助けになることもあるでしょう。
 
自分の家計が問題なく、両親の家計がどうしても苦しい場合、仕送りを検討しても良いでしょう。ただし、その場合でも自分たちに無理のない範囲で支援する金額を設定することが大切です。
 

まとめ

年金生活の両親が毎月25万円もらっていても、生活が苦しい可能性は十分考えられます。両親を大事に思い、支援したいという気持ちは大切ですが、まずは自分の家計状況の把握も必要です。
 
また、親との話し合いも重要です。生活が苦しい理由をうまく聞き出し、必要に応じて無理のない支援を検討しましょう。
 

出典

日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について
総務省 家計調査報告〔 家計収支編〕 2023年(令和5年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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