父は有効期限切れのクレジットカードをそのまま「ゴミ箱」に捨てています。本人は「もう使えないから大丈夫」と言っているのですが、本当に問題ないのでしょうか?
有効期限が切れたり、使わなくなったりしたクレジットカードはどのように処分すべきか悩んだ方もいるかもしれません。使用できないカードだからといってそのままゴミ箱に捨てている場合は注意が必要です。最近はクレジットカードの不正利用のニュースを見かける機会が増えています。クレジットカードの処分を間違えてしまうと、不正利用につながるリスクがあります。   今回は、クレジットカードの処分方法や誤った捨て方をした場合のリスクについて紹介します。クレジットカードの処分方法について疑問がある方はぜひ参考にしてください。

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クレジットカードはそのまま捨てると危険

有効期限が切れているからとクレジットカードをそのまま捨てると、不正利用されるリスクがあるため十分な注意が必要です。有効期限が切れたカードからも読み取れる情報はあり、それらを悪用される可能性があります。
 
一般社団法人日本クレジット協会が2024年12月に発表したクレジットカード不正利用被害額の発生状況は表1の通りです。
 
表1

   

   
 

不正利用被害額 偽造カード被害額 番号盗用被害額 その他不正利用被害額
被害額 構成比 被害額 構成比 被害額 構成比
2021年 330億1000万円 1億5000万円 0.5% 311億7000万円 94.4% 16億9000万円 5.1%
2022年 436億7000万円 1億7000万円 0.4% 411億7000万円 94.3% 23億3000万円 5.3%
2023年 540億9000万円 3億1000万円 0.6% 504億7000万円 93.3% 33億1000万円 6.1%
2024年
(1~9月)
392億7000万円 3億7000万円 0.9% 362億8000万 92.4% 26億2000万円 6.7%