子ども1人の家庭では3000円、子ども4人の家庭では2万1000円と、1万8000円の差が生じます。子どもの人数が多いほど、また子どもの年齢が高いほど、お年玉の負担額は増えていくでしょう。
 

お年玉の金額を減らしても大丈夫?

お年玉は、家庭や地域ごとにある程度の相場があります。その相場を目安にすることで、「うちの子へのお年玉だけ少ない」といったトラブルを避けることができます。そのため、相手へのお年玉の金額を大幅に減らすのは、あまりおすすめできません。
 
お年玉の支払いが負担なら、相場の範囲内で少しだけ金額を調整するのが良いでしょう。例えば、小学生に渡している3000円を2000円にするなど、無理のない範囲で負担を軽くする方法があります。これなら渡す側の負担を減らしつつ、受け取る側にも違和感を与えにくくなります。
 
また、親戚間でお年玉のルールについて話し合うのも1つの方法です。例えば、「お年玉をお互いなしにしよう」と決めることで、負担を大きく減らせます。
 
子どもたちが楽しみにしていることを考えると、「親が直接自分の子どもにお年玉を渡す」形にするのも良いでしょう。親からのプレゼントとしてお年玉を渡せば、子どもたちの楽しみは損なわれませんし、親同士で気を遣う必要もなくなります。
 

親同士話し合ってお年玉を渡そう

お年玉の額は、家庭や地域ごとの相場を目安にしつつ、無理のない範囲で設定することが大切です。特に親戚間で人数や年齢に大きな差があり、不満や負担を感じている場合、話し合いを通じてルールを決めるのも有効です。
 
また、親が直接子どもに渡す形にすることで、子どもたちの楽しみを損なうことなく、負担を軽減できます。お互いが納得できる形を探し、楽しいお正月を迎えましょう。
 

出典

株式会社インテージ 2024年お年玉調査
 
執筆者:山田麻耶
FP2級