さらに、e-Taxやマイナポータルを使って、電子的に確定申告をする場合は、紙ベースのふるさと納税の証明書が不要となるケースがあります。
 
例えば、ふるさと納税で、マイナポータルとの連携を利用すると、寄附金控除に使用できる寄附金受領証明書等のデータをマイナポータル経由で取得することが可能だとされています。
 
また、楽天ふるさと納税などのふるさと納税の専門サイトでは、寄附の詳細を1つの電子データにまとめた「寄附金控除に関する証明書」を利用することが可能なようです。電子データを利用して、e-Taxで電子的に確定申告を行うことで、ふるさと納税の証明書をすべてそろえたり、確定申告の書類を印刷したり、税務署に持参や郵送をする必要がなくなります。
 
e-Taxで確定申告を行うと、ふるさと納税の手続きも簡単にできるようです。今回、e-Taxで確定申告を行う予定がある人は、ぜひ活用してみましょう。詳しい手続き方法は、確定申告特集準備編や、自分が利用したふるさと納税の専門サイトを確認しておきましょう。
 

まとめ

ふるさと納税では、ワンストップ特例や確定申告の手続きを行わなければ、税金の控除を受けることができません。忘れずに手続きを行うために、必要書類がそろっているか、足りない場合は、自治体へ再発行依頼を行ったり、ふるさと納税専門サイトをチェックしたりするなどの事前準備を行うようにしましょう。
 

出典

国税庁 令和6年分確定申告特集(準備編)
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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