グリーン車に乗っていてもチケットを確認されないまま下車…「タダ乗り」をする人もいるのではないでしょうか?
グリーン車に乗車中、チケットの確認をされないまま下車している人を見たことがあるかもしれません。「チケットの確認をされないなら、タダ乗りする人もいるのでは……」と思ってしまうこともあるでしょう。   そこで本記事では、チケットを購入せずに乗車した場合に考えられるペナルティーを解説します。グリーン料金についても詳しく解説しますので、利用を考えている方は参考にしてください。

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グリーン車とは

グリーン車とは、新幹線や特急列車、普通列車などに連結している特別車両です。座席が広く、フットレストがあるなど、設備環境が充実しているなどの特徴があります。
 
追加料金を支払う必要はありますが、列車での移動を快適に過ごしたい方におすすめです。まずは、新幹線と普通列車のグリーン料金を解説します。
 

新幹線のグリーン料金

新幹線のグリーン料金は、乗車する距離(営業キロ)によって列車ごとに異なります。グリーン車を利用する際は、乗車券と特急券のほかに、グリーン券を購入しなければなりません。なお、「おとな」と「こども」は同じ料金です。
 
参考までに、JR北海道・JR東海・JR西日本(北陸新幹線を除く)・JR四国内とJR会社間のグリーン料金を表1にまとめました。
 
表1

営業キロ 100キロまで 200キロまで 400キロまで 600キロまで 800キロまで 801キロ以上
グリーン料金 1300円 2800円 4190円 5400円 6600円 7790円

出典:東日本旅客鉄道株式会社 きっぷあれこれ「グリーン券」を基に筆者作成
 

普通列車のグリーン料金

一部の普通列車にもグリーン車が連結されています。乗車するためには、乗車券・定期券のほかにグリーン券が必要で、新幹線のグリーン料金と同じく距離(営業キロ)によって金額が異なります。
 
JR北海道内、JR東海内、JR西日本内([SLやまぐち号][DLやまぐち号]車両を除く)、JR四国内それぞれ相互発着、およびJR西日本とJR四国にまたがって乗車する場合の快速・普通列車のグリーン料金を表2にまとめました。
 
表2

営業キロ 50キロまで 100キロまで 150キロまで 151キロ以上
グリーン料金 780円 1000円 1700円 1990円