26歳になるころには、Pairs、withに加え、メッセージを省略してお食事デートができるDineや、タップル、Omiai、Tinderなど複数のマッチングアプリを使うようになっていた美咲さん。来た「いいね」をさばくだけの受け身な女性が多い中、自分から積極的に「いいね」を送っていました。
その姿勢は素晴らしいと思います。ただ、出会えた相手は揃いも揃って変な男性ばかりだったのです。中でも、特にインパクトの大きかった3人の男性について話を聞きました。
◆新型コロナ流行中にバイキングって……
1人目は同じ大学出身の7歳年上のA氏。共通の話題もありチャットは盛り上がりました。彼から「おすすめの展示があるから、ランチを食べた後に美術館へ行かない?」と提案があります。当日彼が連れて行ってくれたお店は、ランチとしては高額な、一人約6000円の食べ放題バイキングでした。
当時は新型コロナの流行中だったため、美咲さんはバイキングに抵抗がありました。でも相手がお店を予約してくれていたので、渋々そのプランを承諾します。
◆自分で決めたランチの店で「高い」と文句を言い出す男
初デートのランチが6000円は相場と比べても高額です。バイキングなので会話がたくさんできるわけでもありません。A氏は自分が決めたお店なのに、会計時に「高い」と言いだしました。そこで美咲さんは気を使って、先に自分の分を支払い割り勘に持っていったのです。
すると、お釣りの100円を「あげる」と言って渡してきたA氏。その態度にモヤモヤさせられます。
バイキングのお店を出た後も「お金がないから美術館じゃなくて散歩にしない?」と8月の炎天下で言い出したそうです。
◆デートのつもりで行ったのに、“タダ働き”を求められる
2人目のB氏は土日勤務でシフト制の休み。そのため美咲さんと休みが合わず、デートの日程調整には少してこずったそうです。