咲村良子連載コラム第4回
「ヴィランの花道 ~咲き乱れ 散りゆくままに~」

 あけましておめでとうございます!

 2025年です!

 念願のプロレスラーデビューを果たした2024年の勢いをそのままに2025年駆け抜けて、駆け上がりたい! 強い気持ちで迎えた新たな1年です。

 2025年の抱負はプロレスラーとして一人前になること!

 そしてベルトにも挑戦する!

 ライト級なのか、はたまた……。

 ただ今わかることは実力が全然足りてないということ。

 デビュー戦を終えて落ち着いてみると反省が溢れます。ただただあのときは必死だっただけでした。

 そして迎えた大晦日の新人王戦。

 一回戦で山田奈保に敗退。

 あぁぁぁ、悔しい!

 優勝したかった!!! 絶対に獲りたいと思って臨んだ大晦日だったのに。くそぉぉぉ。

 技術と経験値の足りなさを強く感じる一戦になりました。もっとできたはずという思いで歯痒いです。大切な蜘蛛がらみも逃げられて不甲斐ない。悔しい。

 ひとつひとつの技を大切にして、もっと技の精度を上げなくてはせっかくの技が台無し……申し訳ない。

 試合運びも相手の方が上手でした。翻弄され、押されて自分を出しきれなかった。山田さんの技を受け止めきれてない自分にも苛立つ。この気持ちをバネにより真剣に練習に励みます。目指すべき高みへ辿り着くために。

 プロレスはある意味、今まで私が戦ってきた世界より正直です。偏見のない『強さ』で戦える。練習すればいい! 強くなればいい!

 だからもっと頑張れる。

 ひとつ自分に課した足枷は他の活動を両立すること。プロレスを真剣にやるのと同じくらい、グラドルやアイドル、俳優、モデルも今まで以上に高みを目指す。時としてそれは自分の中に葛藤を生むかもしれない。それでも私はどれかだけじゃ満たされないから。

 美しいだけじゃ足りない。

 強いだけじゃ満足できない。

 全部諦めない!

 それが「咲村良子」でいること。