世界を舞台に進化し続ける靴職人・三澤則行氏の半生を描いた『靴のカタチ〜靴職人 三澤則行の軌跡〜』1,980円(税込)が、2024年12月26日(木)に書籍化され販売を開始した。
靴の製作や靴アートを手がける職人
三澤則行氏は、映画監督のスパイク・リー氏やパクヌャヌク氏、俳優のエイドリアン・ブロディ氏や女優のミリセント・シモンズ氏はじめとしたハリウッド映画界の人々のほか、宮内庁においても製作実績を持つ靴職人。また、靴アートの製作を行うアーティストとしても、ニューヨークやパリなど世界各地で個展を成功させてきた。
主な活動として、2017年 フランス‧カンヌ国際映画祭にて展示会開催、2018〜24年宮内庁に伊勢神宮「親謁の儀」などを納品、2020年 天皇皇后両陛下より「御紋付銀手釦」を賜る、2021年TOKYO2020オリンピック開会式のパフォーマンスへ靴提供2023年NEXT ATOM for the future(手塚プロダクション監修)作品発表などがある。
このほか、Hungton Post誌(フランス) 、ロサンゼルスタイムズ誌(アメリカ)などに掲載、NHK WORLD『Direct Talk』やCNA TVドキュメンタリー『Remarkable Living』(シンガポール)に出演している。
主な受賞歴も紹介しよう。2010年、International Efficiency Contest of Shoemakers(ドイツ国際靴職人技能コンテスト)にて金メダルと名誉賞の両賞を受賞。2015年には、第33回日本革工芸展「文部科学大臣賞」、2021/2022年 GLOBAL FOOTWEAR AWARDS(アメリカ)「BEST OVERALL WINNER(総合優勝)」を受賞した。
三澤則行氏の軌跡を綴った作品
その三澤氏の半生を描いた『靴のカタチ〜靴職人 三澤則行の軌跡〜』の電子版が、2022年4月に配信された。作品は好評を博し、今回書籍化に至った。書籍版では、電子版収録の全8話に加えて、さまざまな記事や写真などが追加され、冒頭カラー10ページ+本編232ページの全242ページとなっている。