先日、筆者が処方箋薬局に行った時の出来事です。クリニックで処方された薬は先発医薬品でした。すでに“ジェネリック医薬品があれば、そちらを希望する”旨を伝えてあります。薬剤師さんから「この薬にはジェネリック医薬品があります。本来は『特別の料金』の加算が必要なのですが、容量の小さいタイプはジェネリック医薬品で発売されていないので、先発医薬品ですが加算なしです」と説明を受けました。いろいろなパターンがあるので薬局も対応が大変そうです。
 
国は新薬からジェネリック医薬品への変更を推進しています。海外に比べて日本はジェネリック医薬品のシェアが少ないです。2020年10月~2021年9月の平均値では、アメリカ96%、ドイツ90%、日本71% となっています。2029年度末までにすべての都道府県で80%以上にしたいと目標を掲げています(※)。
 
医療費を有効活用する施策として、ジェネリック医薬品の普及に期待したいところです。
 

出典

(※)
厚生労働省 後発医薬品使用促進の推移・現状
厚生労働省 1 後発医薬品(ジェネリック医薬品)に関する基本的なこと〜一般の皆様への広報資料〜
厚生労働省 令和6年10月からの医薬品の自己負担の新たな仕組み
 
執筆者:宮﨑真紀子
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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