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20世紀最大の音楽的影響力を持つボブ・ディランの青春を描く『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』から、主演のティモシー・シャラメによる歌唱シーンが公開された。
5年の歳月をかけた渾身の演技
ジェームズ・マンゴールド監督が手掛ける本作は、1960年代初頭のニューヨークを舞台に、19歳だった無名のミュージシャンボブ・ディランが時代の寵児へと駆け上がっていく姿を描いた青春ドラマだ。主演のティモシー・シャラメは本作のために5年の歳月をかけ、全ての歌唱シーンを自身の声で歌い上げている。その努力が実を結び、第82回ゴールデングローブ賞®では作品賞・主演男優賞・助演男優賞の3部門にノミネートされた。
豪華キャストが集結した歌唱シーン
この度解禁された本編映像では、慈善パーティーでディランが「船が入ってくるとき」を歌うシーンが収められている。エドワード・ノートン扮するピート・シーガーとの豪華なセッションに、場の雰囲気は華やかさを増していく。しかし、周囲の期待に応え続けるディランの胸中には複雑な思いが秘められており、その感情が歌声や表情から静かに滲み出る印象的なシーンとなっている。
また、フォークの神様ジョーン・バエズとの2ショットや、ステージでの憂いを帯びた表情を見せるディランの場面写真も同時に公開された。
ボブ・ディランの輝かしい功績
60年を超えるキャリアを持つボブ・ディランは、2016年にミュージシャンとして初めてノーベル文学賞を受賞。さらにピュリツァー賞特別賞、フランスのレジオン・ドヌール勲章、アメリカの大統領自由勲章など、数々の栄誉を受けている。本作の製作にも協力しており、シャラメもプロデューサーとして参加している。