向井修二氏

「ICHION CONTEMPORARY」のオープン記念展覧会「GUTAIは生きていた」では、戦後日本で誕生した革新的な美術運動「具体美術」に焦点を当て、その東アジアにおける美術史的の重要性や独自性を再解釈。具体美術協会(GUTAI)の第二世代であった、向井修二氏のインスタレーション作品を核に据え、GUTAIの革新性とその「精神」を再考する試みを行う。

向井氏インスタレーション

今回、向井氏は、「建築は凍れる⾳楽である」とゲーテが好んで用いた表現に着想を得て、安藤忠雄建築研究所の展示空間と共鳴する新作のインスタレーションを制作。向井氏の視点からGUTAIの追憶に浸り、美術史における立ち位置を再考し、現代における価値と未来への展望を探求する。

まるで「ヴァイオリンの記号パーティー」が催されているかのように、未知なるリズムが空間全体に響き渡るとのこと。音楽と視覚芸術が交差するこの展示は、来場者の感覚を揺さぶる新しい体験を提供する。

GUTAIの代表作家達の作品も併せて展示

向井氏による新作インスタレーションとコレクション作品が展示されるのに加え、吉原治良氏が1970年の万博で展示した大作や、白髪一雄氏をはじめとするGUTAIの代表作家達の作品も併せて展示。過去から現在、そして未来へと続く挑戦の精神と創造のエネルギーを体感しよう。

オープニングセレモニーでは特別演奏あり


2025年1月11日(土)には、オープニングセレモニーを開催。国際的に活躍するヴァイオリニスト・廣津留すみれ氏による特別演奏が行われる。


また、オープニングを記念して、ギャラリーオリジナルのトートバッグも販売予される定だ。

混雑しそうな日は事前予約がオススメ

「ICHION CONTEMPORARY」は、予約なしでも自由に来場できるが、館内が混雑している場合は、事前に予約した人が優先的に案内されるとのこと。特に2025年1月13日(月)~19日(日)や週末は混雑が予想されるので、事前の予約がオススメだ。