見るからに元気そうな人が優先駐車スペースに停めているのを見かけると、「本当に必要な人が使えなくなるのでは?」とモヤモヤすることもあるかもしれません。ただ、見た目には健康そうでも、実は何らかの事情を抱えている可能性もあります。
 
例えば、内部障害を持つ人や、妊娠初期の人もいるかもしれません。このような人は外見からでは分からないことが多いですが、状況によっては優先駐車スペースが必要な人だといえます。必ずしも外見だけで判断しないようにしましょう。
 

まとめ

優先駐車スペースは、体の不自由な人が施設を利用しやすくするために設けられたスペースです。法律上の罰則がないため、利用に関しては個人のモラルに頼るしかありません。本当に必要な人が使えるようにするためにも、このスペースの目的を正しく理解しておきましょう。
 
なかには、正義感から「健康そうなのに優先駐車場を利用している」と不信感を抱く人もいるかもしれません。しかし外見では分からない障害を抱える人もいます。不適切に利用する人がいることもあるかもしれませんが、外見だけで判断せず、思いやりの心を持つことが大切です。
 

出典

国土交通省 広い駐車スペースを必要としている方がいます
国土交通省 車椅子使用者用駐車施設等の適正利用に関するガイドライン
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
警視庁 交通違反の点数一覧表
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

【関連記事】

  • ハンズフリーで通話しながら運転する人をよく見かけます。通話なら違反ではないのでしょうか?
  • 車に「駐禁シール」が貼られたので、出頭して違反切符を切られた! 友人に「出頭しないと加算されないのに」と言われたけど、反則点数が加算されない場合もあるの? 2つの対応を詳しく解説
  • 新車700万円のトヨタ「アル・ヴェル」が街中をバンバン走っている謎。みんなそんなに「高年収」なの? よく見かける理由について検証