兵庫県南あわじ市は、エムティーアイと、女性の健康管理等に関する支援を行うことを目的に、「女性の健康管理支援に関する連携協定」を12月12日(木)に締結した。この連携協定により、南あわじ市の住民に対し、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス「ルナルナ」の有料機能「ファミリーコース」の無償提供が開始となるほか、妊活・不妊治療の情報発信も行われる。
連携協定に至った経緯
南あわじ市では、令和2年度よりエムティーアイグループの母子手帳アプリ「母子モ」を導入し、紙の母子手帳と併用して、妊娠・出産・子育てのサポートの充実を図っている。
また、令和5年度には、子育てに関する課題の共有・先進事例の調査や情報交換を行うとともに、今後の取り組みを協議・実践する共同体「南あわじ市子育て応援コンソーシアム」を官民で組織し、子育て家庭に優しい環境づくりを進めている。
さらに、幅広い世代に向けた「町ぐるみ健診」や、子どもを望む人に向けた「不妊治療ペア検査助成金」など、あらゆる形で住民の健康を支援している。
エムティーアイは、2000年に「ルナルナ」のサービス提供を開始し、「ルナルナ」に蓄積されたビッグデータを活用し、独自の排卵日予測アルゴリズムを構築するなど、20年以上にわたり培ったノウハウや知見を生かして、月経管理をはじめ、妊活、妊娠、出産、育児、更年期などライフステージに合わせた女性の健康をサポートしている。
このような背景のもと、両者が相互に連携しながら、女性の生理周期からみたカラダやココロの状態や、月経に着目した妊娠しやすい時期・しにくい時期など、女性のライフステージに合わせた健康課題の改善や体調管理の支援などを行うため、今回の連携協定の締結に至った。
連携・協力事項について
今回の連携協定により、「ルナルナ」を活用し、「女性の健康管理に関する正しい知識の普及啓発に関すること」「妊娠・出産・不妊・不育に関する正しい知識の普及啓発及び支援に関すること」「南あわじ市が実施する妊娠を望む夫婦に対する支援に関すること」「エムティーアイが実施する妊娠を望む夫婦に対する支援に関すること」「その他、両者が必要と認めること」、これら5つの事項に関して連携、協力が行われる。