■加入しない選択肢:高額療養費制度によって医療費リスクが小さくなった場合、民間医療保険に加入せずに貯蓄で賄う「自家保険」という方法があります。
■民間保険に加入する選択肢:
・自己負担限度額をカバー:例えば年収370~770万円の人は、月8万円程度までは医療費を自己負担することが必要です。これに備えるために、少額の保障がなされる民間保険に加入するのも、ひとつの方法です。
・公的保険でカバーされない費用に備える:差額ベッド代や入院中の食事代などの費用に、民間保険で備えることも考えられます。
・先進医療のカバー:公的医療保険対象外となる先進医療に備えるために、先進医療特約を付ける選択肢もあります。
貯める&備える
2024/12/30
保険選びの間違いが家計を圧迫!社会保険と民間保険のカバー範囲を整理して、賢く節約する方法
まとめ
日本の社会保険制度は、生活のリスクに対して強力な保障を提供します。民間保険を考える際には、社会保険の内容を理解し、それに対して補完的な保険を選ぶことが重要です。特に、必要な民間保険を選ぶ際には、社会保険で保障されているリスクを十分確認し、重複を避けることが重要です。
執筆者:浦上登
サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー
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