訳がわからないままその場に立つと、横に義姉を並ばせ『体型が真逆じゃない~? 美和ちゃんはもっと痩せた方が良いかもね。あや(義姉)なんて子ども2人産んでもすぐに体型が戻ったのよ』と言ってきました。私は自分でもややぽっちゃりしている自覚があったので、『そうですね、最近ちょっと食べすぎてるので、結婚式までには頑張ろうと思ってます』と返すしかありませんでした……」
義家族と会うのは2回目。慣れない環境の中でみんなの前で急に体型のことを言われて驚いたという美和さん。自身の体型がコンプレックスでもあったので怒りよりも恥ずかしさが込み上げてきたと言います。
「ここで終わるかと思っていたのですが、その後も義姉の体型と比べて面白おかしく私をいじっているのを見て周りも笑っており、公開処刑にあったような感覚になりました。義母には『あやは過去にモデルをやっていたことがあってね、美和ちゃんはあやにダイエットの仕方を教わったらいいのよ』と言われて、モヤモヤが止まりませんでした。
終いには、『顔もまん丸で大福みたいじゃない、横に並ぶ達也(夫)が可哀想だと思わない?』と……。夫は気まずそうな顔をしているだけで何も言ってくれず、義父も横で笑っていました」
せめて夫である達也さんには義母に一言言ってほしかったと美和さんはこぼします。そして義家族への不信感がどんどん大きくなってしまいました。
◆帰宅後、夫の反応は……?
「東京に戻ってきてから夫に、『お義母さんの発言でとても嫌な思いをした。まだ打ち解けていない中でみんなの前で恥ずかしい思いをした』と伝えると、夫は『ごめんね』と一言。夫は常に義母の機嫌をうかがっているような態度で、義母の前では義母に合わせる癖があるということもこの日になんとなく分かりました。
その場で言い返せばよかった、という思いもありつつ、当時はあの正月の出来事を思い出すだけで悔しい思いがこみ上げてきました。義実家帰省が嫌だという話はよく聞くけれど、こんな思いをするとは思っていなかったので、ショックが大きかったです」