4%ルールとは、毎年資産の4%分を取り崩すことで、資産を長持ちさせる方法のことです。残りの資産を5%で運用できれば、4%を取り崩しても差し引き1%のプラスになるため、理論上は資産を減らさずにすみます。
 
例えば、45歳から20年間、新NISAで毎月3万円を利回り5%で運用すると、1233万円に増やすことができます。65歳からは4%ルールを適用し、初年度は1233万円の資産のうち4%の約49万円を引き出すようにします。残りは新NISAでの運用を続けます。
 
年間約49万円ということは、月あたり約4万円です。この額が公的年金にプラスしての収入になるということです。毎年、残高に対して4%にあたる金額を取り崩すことで、長期にわたって資産を維持することができるはずです。
 
運用利回り5%をずっと維持できる保証はないため、永久に資産を減らさないままでいられるわけではありませんが、新NISAを取り崩すための方策として4%ルールはとても有効だといえるでしょう。
 

まとめ

新NISAを老後資金として活用するには、計画的な積み立てと取り崩しの戦略がカギとなります。資金を引き出すタイミングや方法を事前に考えておくことで、リスクを最小限に抑えながら安心して老後を迎えられます。
 
4%ルールを参考に、資産をできるだけ減らさずに効率的な取り崩しを実現しましょう。
 

出典

金融庁 NISAを知る
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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