・そのまま放置すれば倒壊など著しく保安上危険となるおそれがある状態
・そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれがある状態
・適切な管理が行われておらず、それにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
貯める&備える
2024/12/28
1人暮らしをしていた80歳の母が老人ホームへ行くため、実家が空き家に。放置しておくと固定資産税が高くなると聞きましたが、本当でしょうか?
また、管理不全空家は、窓が割れている、雑草が生い茂っているなど、放置し続けると特定空家になるおそれがある家とされています。
管理不全空家や特定空家は、市区町村から改善の指導を受けたにもかかわらず、従わずに勧告を受けてしまった場合に、固定資産税の軽減措置が受けられなくなります。
空き家を放置するリスクは?
空き家を放置することには、以下のようなリスクが考えられます。
・老朽化すると倒壊する
・外壁が落下する
・ねずみや害虫などが大量発生して不衛生な状態になる
・外壁の汚れや破損、ごみの散乱などが放置されることで景観が悪化する
・動物のふん尿やごみが放置され、腐敗が進むことで悪臭が発生する
・壊れた窓などからの不法侵入によって地域の治安が悪化する
・枝が道路や隣の敷地にはみ出し、建物を傷つけたり歩行者の通行を妨げたりする など
空き家のリスクを回避するための対策
固定資産税の負担や、そのまま放置して起こるリスクを避けるために、空き家は放置せず適切に管理することが重要です。空き家のリスクを回避するための対策を3つ解説します。
売却する
空き家を使う予定がない場合は、売却を検討しましょう。売却することで空き家にかかる固定資産税や維持費、管理費などの負担が軽減されます。
解体する
空き家の老朽化が進んでいる場合、解体して更地にする方法もあります。跡地は、広場や駐車場、新しい建物の敷地として活用可能です。
解体するためにお金はかかりますが、市区町村の補助金を受けられる可能性があります。市区町村のホームページや窓口で確認してみましょう。
専門家に相談する
関連タグ