・食料:29.1%
・住居:6.7%
・光熱・水道:8.9%
・家具・家事用品:4.2%
・被服および履物:2.1%
・保健医療:6.7%
・交通・通信:12.2%
・教養娯楽:9.8%
・交際費:9.7%
・その他:10.6%
貯める&備える
2024/12/28
老後の「お金の使い方」理想と現実はどう違う?70歳以降の「貯蓄額」平均はいくら?
このことから、生活費の支出で最も多いのは食費で、被服および履物にはお金がほとんど使われていないことが分かります。
70歳以上の平均貯蓄額と負債額
総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、70歳以上の2人以上の世帯における平均貯蓄額は2503万円、負債額は78万円であることが分かりました。40歳未満~70歳以上を比較して見ても、70歳以上の貯蓄額は最も多く、負債額は最も少ない結果です。
全ての世代を合わせた貯蓄額の平均額は1904万円で、負債額が655万円となっているため、平均と比較しても、70歳以上の貯蓄額は多く負債額は少ないといえるでしょう。
ただし、前述の通り、ゆとりある老後生活には毎月およそ13万円不足しているため、不足分は貯蓄から切り崩して生活する必要があります。貯蓄から負債を差し引いた純貯蓄額より毎月13万円を切り崩して生活すると、純貯蓄額の2425万円を使い切るのは約16年後です。
70歳以上の貯蓄額平均は2503万円
総務省統計局の調査によれば、70歳以上の貯蓄額平均は、ほかの世代と比べて最も多い2503万円程度です。一方で、負債の平均は78万円となっており、ほかの世代と比べて最も少ないことが分かりました。
夫婦2人のゆとりある老後生活費には毎月37万9000円程度必要と考えられていますが、実際の老後における平均収入は24万円程度となっています。そのため、ゆとりのある生活をするには貯蓄を切り崩す必要があり、純貯蓄額を切り崩して生活すると約16年で使い切ってしまうでしょう。
老後に理想の生活を送るためには、若いうちからより多くの貯蓄をしておいた方がよさそうです。
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