タクシー運転手に「クレジットカードではなく、現金で支払うように」と言われたら、従う必要はあるのでしょうか。クレジットカード会社と店が「加盟店契約」を結ぶうえで、一般的に店側が守らなければいけないことが大きく2つあります。
 
それは「クレジットカードの使用を拒否しないこと」、「クレジットカードの手数料を客に負担させないこと」です。
 
そのため、タクシーの運転手が「現金で支払ってほしい」と申し出たとしても、乗客が要求に従う必要はありません。同様に「クレジットカードで払ってもいいけれど、手数料を上乗せして」と言われた場合も、手数料の支払いをする必要はないのです。
 
これらの要求をされた場合は、その場で、できない場合は後からクレジットカード会社に問い合わせるようにしてください。ただし、タクシーの運転手側としても手数料が引かれると売り上げが減ってしまうという事情もあるでしょう。そのため、乗車前に「支払いはクレジットカードでも大丈夫か」のように確認しておくとよいかもしれません。
 

乗客として気をつけたいポイント

クレジットカードの使用は乗客の正当な権利とはいえ、降車時に運転手と支払い方法でもめるのは、避けたいと思う人は多いのではないでしょうか。また、タクシーによってはクレジットカードが使えない場合もあるので、乗車時に料金をクレジットカードで支払いたい旨を伝えておくとスムーズに支払いができるでしょう。
 
タクシーの配車予約をする場合は、事前にタクシー会社のホームページでクレジットカード対応可能か調べておいたり、予約の際にクレジットカードでの支払いを希望することを伝えたりするのもおすすめです。
 

まとめ

タクシーの運転手によっては、クレジットカードの手数料で売り上げが減ることを懸念して、クレジットカードでの支払いを快く思わないことがあります。
 
しかし、タクシー会社がカード会社と契約を結んでいる以上、正当な理由なく、クレジットカードでの支払いを拒否することはできません。支払いにクレジットカードを希望する場合、事前に支払い方法について確認しておくのがよいでしょう。
 

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