退職金でのカマロの購入は、自分たちに必要な老後資金と貯蓄との兼ね合いを見て判断すべきでしょう。カマロとはシボレー社が販売するアメリカ車で、メーカー希望小売価格(税込)はグレードによって異なり、低いものから668万円・778万円・880万円の3種類です。
 
退職金の1000万円でカマロを購入した場合、残金は120万円~332万円となるため、貯蓄の800万円と合わせると老後資金は1000万円ほどとなります。
 
現在の貯蓄額でも老後資金に余裕があれば退職金でカマロを購入しても問題ありませんが、老後資金に余裕がないのであれば退職金でのカマロの購入は避けるべきでしょう。
 
カマロはグレードによって100万円以上の差があるため、なるべく老後資金に余裕を持たせたいなら、低廉なグレードで購入したり中古車にしたりと資金を減らさない工夫も大切です。また購入以外にも、カーシェアやカーリースなど、購入以外で費用を抑える方法もあります。
 
高額な買い物で生活費がなくなってしまっては元も子もないため、退職金で高額な買い物をする場合は、老後資金との兼ね合いも考慮して検討しましょう。
 

まとめ

必要な老後資金の額は老後の収入や支出などで大きく異なるため、貯蓄800万円で老後資金が足りなくなるとは言いきれません。
 
65歳以上の夫婦2人で無職世帯の収入と支出で90歳まで生きたと仮定した場合、約668万円の老後資金が必要となるため、貯蓄が800万円あれば25年間の生活を賄える可能性が高いでしょう。
 
しかし、老後の収入や支出には個人差があり、急な出費なども考慮しておく必要があるため、退職金で高額な買い物をするならなるべく資金を減らさない工夫も必要です。
 
老後を安心して暮らすためにも、老後資金との兼ね合いを見ながら、大切な退職金をうまく活用しましょう。
 

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