失敗したら脱走の可能性だってあるわけですよ! 命の問題ですから、こちらも必死です。無事ケージに入れられたら後ろ髪を引かれながらも、受付カウンターでバイバイ。飛行中もずっとずっと愛犬のことが気になって仕方ありませんでした。
新千歳空港で空港職員の方と共に登場したうちのリリーを発見したときは、本当に大泣きせんばかりの感激と安堵がありました。
◆庭の手入れをめぐって父と対立
そんなこんなで無事、実家に着いた後も壮絶だったなあ。亡き祖母が使っていた部屋が物置部屋として残っていたので、その空間で生活をすべく終わりのない実家整理に挑んだ私。
ウン万円と言う大金を払い、粗大ゴミを処分しましたが、あの法外な価格、今思えば悪徳業者だったのかも。やられた!
室内整理が済んだと思えば、次の問題は庭! 草ボーボージャングルをどうするかというところで、実家の父と対立。こんなに草が茂っていたら、リリーがマダニに襲われる! お金を払って業者を呼ぶ! と主張する私に対し、父は、
「いやいや! 庭は誰にも触らせん!」
みたいな不毛なやりとり。大バトルを経て、今では穏やかな同居生活を送っております。
結局父は庭いじりが趣味だったようで、自分で全部やりたかったのですね。丁寧に自ら庭をきれいにしてくれました。
最初は父親とリリーの関係性が心配でしたが、今では父親が帰ってくればお気に入りのぬいぐるみをくわえて尻尾をブンブン、リリーは熱烈歓迎。ハグハグチュッチュするような二人。本当によかった。
◆素晴らしすぎるご縁に感謝
2016年にTBS退社後表に出ることがなかった私でしたが、今年に入ってありがたいことに執筆やテレビコメンテーターのお仕事ができるようになったことも感謝しかありません。
本当に多くの方にお世話になり支えられ、そして新しいお友達もいっぱいできた、私にとっては素晴らしくもったいないほど実りの多い一年でした。