エシカルアイテムの製造販売を手がけるUPayは、砕け米をアップサイクルした「ツシマヤマネコ米ストロー」を、“いいニャンニャンニャンの日”である12月22日(日)に発売した。

対馬の自然環境への貢献を目指す


UPayは、SDGs事業を通じて「米農家の未利用米活用」「脱プラスチックによる環境課題の解決」「他企業や団体とタッグを組んで付加価値を生み地方創生」など、多面的な社会問題解決に取り組んでいる。


長崎県対馬市では、ツシマヤマネコの減少や海洋プラスチック漂流問題などを解決するため、様々なSDGs事業を取り入れている。

砕け米をアップサイクルした米ストロー

人の健康・動物の健康・環境の健全性を一体のものとして捉え、これらの分野横断的な課題を解決するために関係者が協力して取り組む「ワンヘルス(One Health)」という考え方がある。人類が健康に暮らしていくために、地球に暮らす動物、そして地球自身の健康を目指す活動の総称だ。


「ツシマヤマネコ米ストロー」は、対馬の米農家の不使用米をストローにアップサイクルした商品。これを楽しくおいしく使うことで、ツシマヤマネコへの寄付が簡単にできるという循環を作り、ワンヘルスを実現する商品となっている。

ツシマヤマネコ絶滅の危機

画像:佐護ツシマヤマネコ保護センター提供

ツシマヤマネコは、対馬島内に100匹程度しか生息しない絶滅危惧種で、環境省が発表したレッドリストにも掲載されている。対馬市では、ツシマヤマネコの餌であるネズミ・カエル・鳥などが多く集まり、ツシマヤマネコの隠れ場所にもなる田んぼを安心安全な生育環境とするため、あらゆるSDGsな取り組みが行われている。

ツシマヤマネコ米ストローの誕生


このたび、田んぼに生息するツシマヤマネコに優しい米作りとして、農薬を極力使用しない方法で栽培をしている対馬市の「佐護ヤマネコ稲作研究会」と、精米時に発生する砕け米やくず米をアップサイクルする「UPay」がタッグを組み、ツシマヤマネコ米の砕け米を活用した「ツシマヤマネコ米ストロー」が誕生。