なお、田原が選出したベストナインは以下の通り。

・1番サード 小泉今日子
・2番ライト 南野陽子
・3番ピッチャー 松田聖子
・4番キャッチャー 山口百恵
・5番ファースト 中森明菜
・6番レフト ピンク・レディー
・7番センター キャンディーズ
・8番ショート 石野真子
・9番セカンド 中山美穂

 芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。

「70年代末から80年にかけて自身もトップアイドルとして活躍し、数々の人気女性アイドルと全盛期に公私にわたり親交のあった田原さんの分析だけに非常に興味深いですよね。クリーンアップを百恵さん、聖子さん、明菜さんが務めているのは納得する人も多いでしょうし、その“守備位置”も印象深いですよね。聖子さんがピッチャータイプと言われれば確かにそんな気もします」

 動画では田原がそれぞれの名前が書かれたプレートを手に思案する場面も見られるが……。

「中山さんのプレートは最後まで脇に置かれていて、田原も『コレはまずいって』と苦笑。田原は中山さんについて『本当に可愛かったです。本当に良いコでした』や『何度となく迎えに行って、何度となく写真に撮られてね』と懐かしそうにコメントしています。セカンドに求められるのが“あらゆるプレーに対応できるいぶし銀な存在”という理由からこのポジションになったようで、打順を最後の9番に置いたもの照れ隠しだったように見えましたね」(前出のYouTubeライター)

 今のところ田原から中山への公式な追悼コメントは発表されていないが、それだけ特別な感情を胸に秘めているということかもしれない。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)