おせち料理の中身・定番具材②黒豆
おせちの中身といえば、黒豆も定番ですよね。
黒豆がおせち料理の中身となっている由来は、その名前からきています。
「マメに働く」という、その一年の働きへの熱意を込めて、黒豆が選ばれました。
名前からのダジャレのようですが、昔から続く願いを込めたものって、意外とこういった名前の語呂合わせやシャレで願掛けされたものが多いんですよね。
豆の中でも、黒豆が選ばれているのは、諸説ありますが昔は外で働く人が多かったことから、「黒豆の名前の通り、真っ黒になるまでマメに働く」という意味が込められています。
おせちの黒豆の作り方も非常に簡単です。
調味料は、砂糖・醤油・塩・水をお好みの量で味を調整し、煮詰めるだけです。
煮詰めるのにはコツがあり、一度沸騰させてしっかりゆでてから、一晩鍋にふたをして置き、翌日また4時間ほど弱火でトロトロ煮込むとふっくら柔らかくなります。
豆の硬さや、甘さなどはお好みがあると思うので、各自で調節してみてくださいね。
おせち料理の中身・定番具材③昆布巻き
おせち料理に入っている定番具材として、昆布巻きもよく見ませんか?
昆布巻きって、子どものころは苦手な人が多いかもしれませんね。
でも、この昆布巻きには「喜ぶ(よろこんぶ)」という語呂合わせで、一族のその一年の幸せを祈る気持ちが込められているのです。
こちらも作り方は簡単です。
昆布、かんぴょう、中に巻く具材を用意します。
中に巻く具材は、銀鮭だったり、豚肉、牛肉などご家庭や地域によってさまざま。
具材を昆布に巻いて、かんぴょうで縛ります。
それを、砂糖・酒・だし・しょうゆで味の調節をしながら煮たら出来上がりです。
おせち料理の中身・定番具材④数の子
数の子もおせち料理の定番というものですね。
おせち料理における数の子は、卵がたくさんであることから、「子孫繁栄」「子宝に恵まれますように」というような意味が込められています。
同じような理由で、数の子以外にも、同じ魚卵のイクラなども入っていることが多いです。
おせち料理になっている数の子もとっても簡単に作ることができますよ。
塩抜きをして、薄皮を剝いた下処理済みの数の子を、出汁とみりんに漬けるだけです。
煮詰める必要はなく、お漬物と同じ要領で、ジップロックなどに数の子と、出汁・みりんを入れて、漬けておくだけ。
一晩ほどしたら食べごろになるかと思いますが、お好みの味の濃さに調整してみてくださいね。
おせち料理の中身・定番具材⑤くりきんとん
おせち料理の中でも大人気のくりきんとん。
くりきんとんは、漢字で「栗金団」と書きます。
つまりは、「商売繁盛」など、お金に困らない1年を…という願いが込められているんです。
黄金に輝くくりきんとんはまさに縁起物という感じですよね。
甘くてほくほくで、小さなお子様からお年寄りまで大人気で、おせち料理の中身の中でも真っ先になくなってしまう一品ですね。
くりきんとんの作り方は、普段料理をしている人であればほとんど手間には感じません。
まずベースとなるホクホクの部分は、サツマイモなので、サツマイモをゆでて、つぶします。
この時に、あまり水っぽさが残りすぎないようにしてくださいね。
べちゃべちゃになってしまいます。
その後、鍋につぶしたサツマイモをもどし、栗と砂糖(栗きんとん用のシロップ)を入れ味を調え煮ます。
全体的に味がなじみ、栗がいい硬さになれば完成です。