京都生まれ京都育ちのライターが、京都府亀岡市の情報をお届け。今回ご紹介するのは、亀岡市にある「京馬車」の馬車観光。亀岡市の自然豊かな風景を、ゆっくり馬車に乗って楽しんでみて。
馬車観光ならではの魅力
馬車は、馬がゆっくり歩くスピードで、車で5分のところを25分かけて進んでいく。せかせかせず、のんびりゆったりとした時間を過ごせるのが、馬車観光の醍醐味だ。
また、馬の歩く「パカパカ」という音に癒されながら、鳥のさえずりや風で木々がこすれる音、川の流れる音など、周りの自然の音も楽しめる。目を閉じて自然の音を聞きながら、リラックスした時間を満喫してみよう。
さらに、自然の中を進む馬車には壁がない。風が吹けば風を感じることができ、草の香りや花の香りも感じることができる。これは、車移動では感じられない魅力だ。
ばんえい競馬出身の馬が力強く引く馬車
「京馬車」の馬車は、進行方向に向かいあって乗るワゴネットタイプ。一般的な移動手段の目的で古くより使用されており、どこか牧歌的な雰囲気を持つ馬車の一つだ。
コースとアクセスをチェック!
「京馬車」のコースは2種類。片道の「保津川下り乗船場コース」の所要時間は約25分。保津川下りの舟と概ね連結するように運行している。
往復の「周遊コース」の所要時間は約15分。トロッコ亀岡駅から出発し、保津川河川敷を散策し、同じ道をUターンして出発点に戻るコースだ。
馬車乗り場は、トロッコ亀岡駅前から徒歩約1分のところにある。
JR京都駅からは、JR嵯峨野線に乗り、JR嵯峨嵐山駅で下車、トロッコ嵯峨駅からトロッコ列車に乗ると、トロッコ亀岡駅に着く。もしくは、JR嵯峨野線でJR馬堀駅まで行くと、徒歩約10分でトロッコ亀岡駅に到着だ。車の場合は、京都縦貫道の篠インターより約10分で着く。
料金や運行時間について
片道の「保津川乗船場コース」の料金は、大人1,500円、小人900円、3歳以下は無料。出発時刻は、9:35/10:35/11:35/12:35/13:35/14:35。9:35の馬車は10:00出船の舟に連絡といった具合に、保津川下りの舟と概ね連結するように運行しているが、舟の最終出船時刻が15:00の場合、14:35便は乗り継ぎできない。また、出船時刻は多少遅れが生じる。