回転すしは成長業界です。市場規模は直近10年で約2,600億円も増えました。本記事では回転すしの大手3社「スシロー」「くら寿司」「かっぱ寿司」の利益率をご紹介します。

最も利益率が高いのはスシロー

直近発表の決算では、各社の売上と営業利益は以下のようになりました。

売上 営業利益 利益率
スシロー
(2019年9月期)
1,991億円 145億円 約7.3%
くら寿司
(2019年10月期)
1,361億円 55億円 約4.0%
かっぱ寿司
(2020年3月期)
748億円 11億円 約1.4%

売上、営業利益、利益率のすべてで「スシロー」が最も高くなりました。近年ではお酒とお寿司をコンセプトにした新店舗「杉玉」も展開しており、好調ぶりがうかがえます。

海外展開を進めるスシローとくら寿司

2013年、「ユネスコ無形文化遺産」に「和食」が登録されて以降、海外でますます和食文化が注目されています。「スシロー」と「くら寿司」も海外展開を進めています。

店舗数 内海外店舗 海外店舗の増加数
(前期比)
スシロー
(2019年9月期)
566店舗 25店舗 +13店舗
くら寿司
(2019年10月期)
485店舗 43店舗 +12店舗
かっぱ寿司
(2020年3月期)
327店舗 0 0

かっぱ寿司は韓国に店舗を展開していましたが、2018年に親会社の「コロワイドグループ」に売却して以降、海外店舗はありません。