「どっちが先言ってんねんとなって。こいつの言うこと聞いたみたいになんの嫌やなと思って」(奥田)

 結果、解散を切り出したよじょうを奥田が論破する形で、解散を免れたのだという。

 一方のギャロップは『M-1』休止中の『THE MANZAI』(フジテレビ系)で50組の認定漫才師から漏れた際に「次に50組にすら入れなかったら辞めよう」(林健)と決意するも、いざ本番を迎えると「この漫才、最後になるかも」というプレッシャーから2人ともまともに漫才ができなくなり、「ちょっと辞めれません、これでは」と心変わりしたという。

 2組とも、確かに解散危機はあった。「解散しそう」の1位と2位が、「続けてきたからこそ」の象徴である『THE SECOND』の王者となっているのだ。

 ちなみに「解散しそう」の第3位はスーパーマラドーナだった。『THE SECOND』第1回大会ではベスト32、第2回大会では選考会で敗退しているが、来年も間違いなく参戦してくるはずだ。

(文=新越谷ノリヲ)