▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
5人家族で東京から新大阪までの料金を比較
新幹線の普通車とグリーン車ではおもに座席、設備、料金に違いがあります。グリーン車は普通車よりも座席や足元のスペースが広く、リクライニングの角度が大きいことから、普通車よりも快適と感じる人が多いでしょう。
新幹線に乗るためには通常乗車券と特急券が必要ですが、グリーン車はグリーン料金が必要です。5人家族(大人2人、6歳~12歳未満の小学生の子ども3人)で、東京・新大阪間の新幹線を利用した場合のグリーン車と普通車(指定席)の料金は次の通りです。ここでは通常期の料金で比較します。
【グリーン車】
大人1人片道(1万9590円)×2人=3万9180円
子ども1人片道(1万2490円)×3人=3万7470円
【普通車(指定席)】
大人1人片道(1万4720円)×2人=2万9440円
子ども1人片道(7350円)×3人=2万2050円
大人2人、6歳~12歳未満の小学生の子ども3人の5人家族で東京から新大阪まで往復で利用する場合、グリーン車は15万3300円、普通車(指定席)は10万2980円かかります。東京から新大阪まで、グリーン車と普通車(指定席)では5万320円の差があることが分かりました。
グリーン車の利用者層について
次に、グリーン車の利用者層の特徴を見ていきましょう。
株式会社JR東海エージェンシーがインターネット上で行った調査によると、新幹線を利用しているのはグリーン車・普通車ともに40代・男性が最も多く、次いで50代・男性です。
世帯年収については、普通車では約30%の世帯年収が1000万円を超えている一方で、グリーン車では半数近い約45%の世帯年収が1000万円超となっています。またグリーン車利用者の60%以上が経営、管理職などの役職についているようです。
さらに、新幹線利用者の約25%の所有資産は3000万円を超えており、グリーン車利用者においては約20%の方の所有資産が1億円超という結果でした。
このことから、グリーン車の利用者層の年収は高めの傾向があるといえそうです。快適性やストレスの少ない環境を求めるために、経済的に余裕のある所得層が利用していると考えられるでしょう。